バチカン美術館の地下にある古代ネクロポリスの一角が、かつては学者や研究者だけのものだったが、一般公開されることになった。史上初めて、リソルジメント広場にある記念碑的なサンタ・ローザ門から、この地下の「死者の街」に直接入ることができる。また、バチカン美術館や バチカン庭園の チケットと併用することなく、ネクロポリスだけを見学できるのも初めてのことだ。
シティ・オブ・ザ・デッドでは何が見られるのか、何ができるのか?
カエサルのローマにおける生と死」展の特別ガイドツアーでは、古代ローマ時代から使用され、最終的には地滑りで埋もれたこの埋葬地を探検するチャンスがあります。墓のほとんどは下層階級や中層階級のものだが、モザイク、彫像、浮き彫り、フレスコ画、碑文など、当時の埋葬儀礼の重要性を証明するものが数多く残されている。ネクロポリスは1,000平方メートルを超える広さがあり、セルフガイドのツアーに参加すれば、ローマ時代の埋葬地の歴史を学んだり、展示されている何百もの遺物を自分のペースで鑑賞したりすることができる。
現在、このツアーはバチカン美術館の公式ウェブサイトからのみ予約可能で、金曜日と土曜日にネクロポリスを見学できる。