2024年の3月24日にあたるパーム・サンデーは、パーム・サンデー行列とミサで聖週間が始まる。午前9時30分にサンピエトロ広場で始まるこの祝典は、イエスのエルサレムへの凱旋を再現する。伝統的な棕櫚の祝福と教皇フランシスコによるミサがハイライトとなる。参加者は、花で飾られたパルヴィーズが、このイベントの意義に対する視覚的なオマージュであることに気づくだろう。
聖木曜日のクリスマス・ミサは、年間を通して秘跡で使用される聖油を祝福する意義深いものである。サン・ピエトロ大聖堂で行われる聖油ミサでは、教皇フランシスコが聖油を祝福する。
聖金曜日、バチカンはイエスの磔刑を厳粛に祝う。その中で、コロッセオで行われる「十字架の道行き」(別名ヴィア・クルーシス)がある。ここで教皇は、イエスが十字架につけられるまでの道のりを振り返りながら、信者を十字架の駅に案内する。
聖土曜日の夜に行われる復活徹夜祭は、新しい火の点火や、世の光としてのイエス・キリストを象徴するパシャール・キャンドルの準備など、象徴的な身振りに満ちている。この聖夜に教皇フランシスコは伝統的に新会員に洗礼を授ける。復活祭の日曜日は、サンピエトロ広場でのミサで祝われ、ローマ教皇がローマ市と全世界に向けて復活を記念する言葉を述べるウルビ・エト・オルビの祝福で締めくくられる。
2024年の主な式典は、3月24日の棕櫚の日曜日と3月31日の復活祭の日曜日である。
希望者は教皇庁を通じてチケットを申し込む必要がある。このような式典は需要が高いことが多いため、余裕を持って申し込むこと。
バチカンの公式典礼暦には、聖週間と復活祭のすべての祝典の具体的な日時が記載されている。
暦の上では通常、5つの教皇典礼、コロッセオでの十字架の列、その他神聖な1週間を記念する伝統的な儀式が行われる。
ローマでは聖金曜日に伝統的なヴィア・クルーシス(十字架の道)の行列が行われ、一般の人も参加できる。参加に関する詳細は、通常、開催間近になってから発表される。